空のヤシの実でバイオ発電は可能か、清水建設がインドネシアでボイラー発電の検証プロジェクトを開始

[ 2011/09/05 ]

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清水建設株式会社は、インドネシアの国営パームオイル工場において廃棄される大量の空のヤシの実を、バイオマスボイラー発電の燃料として利用する発電・売電事業について、その実現可能性を検討する調査を開始した。

Coconuts

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この調査は、同社の提案により独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「地球温暖化対策技術普及等推進事業」に採択されたもので、CO2削減プロジェクトの1つである。

インドネシアには、72か所のパームオイル工場が点在し、オイル抽出後は、大量のヤシの実、繊維、殻などが発生する。このうち、このうち空のヤシの実は、水とカリウムを多量に含み従来のボイラー燃料としては不向きなため、廃棄処理されている。そこで、最新鋭のバイオマスボイラーを導入し、空のヤシの実を発電の燃料に用いれば、化石燃料の代替効果によるCO2削減を見込めるものと考え、NEDOの事業提案に応募し、採用された。

バイオマスボイラー発電の事業化に当たり、インドネシア国内に点在するパームオイル工場がしているため、複数の工場からヤシの実だけを集荷し、バイオマスボイラーで発電するタイプと、工場ごとにバイオマスボイラーを設置し、ヤシの実、繊維および殻を混焼して発電するタイプ、という2種類の事業化方法を想定している。

このため、各パームオイル工場の位置と周辺の道路状況、廃棄物量、既存ボイラーの規模・更新時期、送電網への接続距離などを調査し、工場群全体としての経済合理性と地域特性等の観点から、2つの事業化方法の組み合わせや、新たに設置するバイオマスボイラー設備の規模、実施時期などの最適化を図る。調査期間は2012年3月までの予定。

全工場で発電・売電事業を実施した場合、ボイラー発電の可能総量180MW、排出権総量115万t-CO2e/年(14年間で1,600万t-CO2e超)が得られるものと推定される。

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